ドラマ・相棒と攻殻機動隊SACの面白さの共通点
こんばんは。
相棒って面白いですよね。
見終わった後に1時間の番組だとは思えないほどの見応えがあるストーリー展開、右京とその相棒、そして捜査一課や課長といった魅力的なキャラクター達。
刑事ドラマが好きなら一度は見たことがあるでしょう。
それともう一つ、攻殻機動隊SAC。こちらはアニメですが、公安9課という架空の警察組織と犯罪者の闘いを描いている刑事モノです。
アニメなので派手な戦闘シーンがあったり、近未来を舞台にしているので相棒とは全然違う雰囲気でありますが、刑事モノが好きなら見て損はしない傑作です。
2つとも文句なしに面白いんですが何故面白いか考えた時、まず一つにキャラクターが魅力的なことが浮かびます。
ここではビジュアルの問題ではなく、性格等の話です。右京さんにしても草薙素子にしても、唯一無二のキャラクター性ですよね。もちろん他のキャラも。
2つ目は、基本的に「一話完結」であること。
相棒の視聴率がいいのは、一話完結であるため何話から見ても面白いから、一本道のドラマやアニメにありがちな「先週見逃しちゃったからもういいや」ってのが無いんだろうと思います。また、一話完結ならシーズンの途中でダレずに済みます。
攻殻機動隊も同じ。
そして上記の2つを可能にしている最大の要因、それは、「脚本家チーム」があることです。1人で脚本を考えるのではなく、複数でチームを作って考えているそうです。
「攻殻機動隊」25周年リレーインタビュー 神山健治監督 前編 タチコマは「攻殻」のテーマを体現したキャラクター : ニュース - アニメハック
この手法は海外ドラマでは主流らしく、なるほど、海外ドラマと同じやり方だからあれだけ面白いのか、と凄く納得しました。
逆に、僕が攻殻機動隊ARISEを面白いと思えなかった理由もこれだと思います。脚本が冲方丁さん1人だけだったARISEは、SACが好きだった自分からすると物足りなく感じました。
96年の劇場版攻殻機動隊も脚本は1人ですが、あの作品は押井守という天才がいたからあそこまで凄まじくなったんだと思っています。
僕は面白いドマラ・アニメが見たい。
幸い相棒はまだまだ続いていますが、攻殻機動隊SACはもう終わってしまっています。
SACは放送から10年以上経ちますが、TVアニメでこれ以上の作品にはまだ出会えていません。
もし、この「脚本家チーム」手法で作られているアニメを発見したら、ご一報下さい。
面白いアニメが見たいだけなんです。